ディスカスを飼育する心構え
ディスカスという熱帯魚は南米のアマゾン川流域に生息しているシクリッドの種類の仲間になります。
ディスカスという名前は、体型が円盤(ディスク)のような形をしているところからつけられました。
このディスカスが日本で初めて紹介されたのは約40年前になります。優雅な泳ぎっぷりに加えて、独特なフォルムと、美しい体の色が、長い年月を経ても人気がある理由でしょう。
このディスカスの産卵方法はと言うと、同じシクリッド種のエンゼルフィッシュとよく似ていて、フ化した子供を、メスが体表から分泌しているもの…いわゆるディスカスミルクで育てるという特徴をもった熱帯魚です。
ディスカスは、熱帯魚の中でも飼育が大変むずかしく、病気にかかりやすいといわれる熱帯魚です。
水槽の水質や餌、同じ水槽で飼育する熱帯魚、ろ過設備など、すべての条件が揃わないことには、調子を崩してしまう繊細な熱帯魚なのです。
それゆえ一生懸命お世話をすれば美しくなるという、お世話のやりがいがある熱帯魚といえます。
もちろんディスカス以外の熱帯魚にも同じことがいえるのですが、ディスカスの場合は、特に反応が目立つのです。
ターコイズなどの改良品種はひときわ美しく、熱帯魚ショップで泳いでいる姿を一目見ると、とても美しくて大変目をひきます。
しかし、衝動買いをしてしまうと後で必ず後悔することでしょう。
美しさを追及するためだけに人工的な環境で飼育され、いくつもの代を重ねて繁殖し、ようやくひとつの品種として生まれかわり定着したのが改良品種です。それだけ時間をかけ改良された魚は同じような環境でしか本当の美しさを見せてくれないものなのです。
その環境を整えてあげる為には、手間と時間、そしてなによりお金が大変かかってしまいます。
熱帯魚を飼う際には、どんな品種でどのような飼育環境を整えたらいいのか、知ることが大事です。